ガイアの夜明けをみて「サイクリスト」という呼び名の心地よさを感じたことなど。
なんとなくココログの管理画面を開くのが億劫で長らく沈黙していましたが、ふと気づけば丸一年近く更新してなかったんですね。てへ。
で、さっき顔本に書いたことなんですが、やっぱりここにも書いておくことにしました。
昨夜(8/5)録画したテレビ東京「ガイアの夜明け」(驚きの進化を続ける!〝道の駅〟)を見たら、しまなみ海道のある道の駅でサイクリストを誘致するための奮闘ぶりがよく描かれていました。
設置した自転車スタンドに続々とやってくるサイクリスト。社長は「いまやサイクリストはメインターゲットのひとつ」と明言しており、サイクリスト向けの商品開発も行っています。さすがしまなみと感じました。
それでも平日の集客に悩むこの道の駅では、海外からの観光客にも力を入れていくということで、自転車の盛んな台湾に出向いてツアーの売り込みもしているのだとか。
実際にしまなみ街道を訪れた台湾からの4人組(若干仕込みっぽい雰囲気もありましたが)や海外からのサイクリストの好意的な感想など聞いていると、この流れはこれからもっと大きく、太くなってゆくのだろうな、と思いました。
番組はBSジャパンで再放送されると思いますので(来週木曜かな)、ご覧になってない方はぜひ。
日経スペシャル ガイアの夜明け
08月05日放送 第626回 驚きの進化を続ける!〝道の駅〟
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20140805.html
で、この番組を見ていて感じたことがもうひとつあります。むしろここからが本題。
それは「サイクリスト」という呼び名の心地よさです。
ナレーターの杉本哲太や出演者が番組中何度も繰り返し「サイクリスト」と言うたびに、「これが日本のマスメディアに定着してくれるといいのにな」と強く思いました。
「サイクリング」や「サイクリスト」は、元の英語と日本語のニュアンスが多少異なっているかもしれませんが、今の時代の日本で「ある自覚を持って自転車に乗っている人」を表現するのに最もふさわしいのはこの言葉ではないかと感じます。
某公共放送は「チャリオ(こころ旅)」、「チャリダー」、「チャリ旅(8/1にろーかる直送便枠で全国放送した"さがスペシャル")」など、なんとかして全国に「チャリ」を定着させたいようですが、「ちゃりんこ」という呼称に対する好悪の感情は別としても、自転車や自転車を取り巻く環境を間違った方向に進ませている気がしてなりません。
身近なものとしての愛称のつもりかもしれませんが、それはいわゆる「下駄代わり」の自転車文化を再度強化してしまうのではないかと思うからです。
自転車があまりにも身近で気軽すぎる日本だからこそ起きている大きな問題とちゃんと向き合うためには、もういちど自転車をきちんとしたステージに上げて見直さなければならないのに、それをあえてひきずり下ろそうとするかのような動きにすら感じるわけです。
ぼくの考え過ぎでしょうか。
そんななか、自転車乗りを「サイクリスト」と呼ぶテレビ東京の(というかこの番組の)姿勢には拍手を送りたいとさえ思いました。
というわけで、自転車専門の番組ではありませんが、この番組をぼくは高く評価します。
では。
猛暑猛暑、連日とんでもない暑さですが、サイクリストのみなさまどうかご自愛ください。
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