« 毎日新聞「銀輪の死角」キャンペーン 全記事へのリンク集 Part3 | トップページ | つまり体験こそが自転車の本質ではないか。 »

2011年12月19日 (月)

ヘルメットに赤ランプをつけた話。

_dsc9944

大震災直後の停電や節電で消えていた街灯や店舗の照明も点り始めた都心の市街地ではそうでもありませんが、いま私がいる茨城県北部の郊外までくると、夜の道はものの見事に真っ暗です。

さらに、街道を自転車で走っている人などほとんどいないので、クルマのドライバーも自転車との走行に慣れていません。こうなってくると、フロントライトはもとよりテールライトもパワーアップしないと少々不安なわけです。

そこで、ヘルメットのてっぺんに、以前からつけようと思っていた赤色フラッシュライトを追加しました。今回はその話です。


_dsc9938今回購入したのは、GIZA ProductsのTorte(トルテ) 2LED Light LPT05000という商品です。

Amazonあたりでも普通に売ってますね。とくにどこがどうというようなモノではないけど、パッと見てこれに決めました。

理由はこの二股に分かれた取り付けバンド。本体と一体成形のシリコンゴムでびよーんと伸びるわけですが、これがこのようにY字になってるのが実に都合が良かったわけです。

_dsc9945 何の都合が良いかというと、私のヘルメットの穴に合ってると。こういう具合にね。

ライトの後方(アタマ的には前方)は一つ穴、手前は二つ穴というこんな配置にぴったりじゃないですか。

_dsc9941 ヘルメットの中を覗くとこうなってます。

美しいねえ。

まるでこのヘルメットのためにY字にしたかのような、こういう収まりは大好きですよ。

たいへんよろしい。

_dsc9939 細かいことをいえば、この裏側の白い部分。ここの凹みがハンドルバーなどを想定した横方向なので、ヘルメットの縦方向の山とはきっちりフィットしないのですが、3方向からしっかり引っ張られているのでガタつくことはありません。

ま、そこはいいでしょう。

_dsc9943 こんな感じになりました。

ほんとはアタマのてっぺんに余計なモノをつけたくはありませんが、自分の安全と周囲への配慮のためには、この程度の異物なら許容範囲と考えることにします。

_dsc9937_2 明るさは十分です。

今日日のフラッシュライトは、まともな自転車用品メーカーのものなら、直近で直視するのはつらいレベルかと思いますが、これもそういうビカビカ光を放ってます。パッケージには8.1ルーメンと表示してありました。

スイッチは本体中央を上からプッシュするごとに点滅→点灯→消灯とローテーション。クリック感もはっきりしていて、グローブをはめた手でも楽に操作できます。

実際にはアタマの上についていて自分では見えないので、どんな状態か確かめてからかぶるのが正解かと思いますが。

_dsc9940 電池はCR2032x2。

本体を裏返してベロッと剥くと交換できます。シリコンゴム製のライトによくある簡単な構造ですが、少々の雨なら問題ないでしょう。

私は自転車で使用する電池を単3とCR2032に統一しており、フロントライト2個とiPhoneの予備バッテリーは単3、テールライト2個がCR2032なんです。こうすると予備を持つのが楽だから。

なので新たに購入するならどちらかが使えるモノというのも条件でした。小型のライトには単4や単5を使用するのもありますが、それをまた別に持つのは効率悪いですからね。

これでCR2032を使用する機器が3個になったわけですが、全部がいちどに電池切れを起こすことはまずないので、予備は1組だけ持てば良いと。そういうことです。


というわけで、先日からはテール2個にこのヘルメットライトを合わせて最大3個の赤ランプをビカビカさせて走ってます。

ご存じのとおり、自転車は後方に赤色(ところによってはオレンジも可)の反射板かテールライトを装備しなければいけないことになっていますが、それを何のためにつけるのかといえば、私は「自動車のドライバーに対して、できるだけ遠くからでもここに何かがいることがわかるように」という点を重視すべきだろうと考えています。

ぶっちゃけ近づいてきたときはもういいのです。向こうも気づいていますから。発見が早ければその分早くから注意が向けられ、後続車にも余裕ができる。そこが大事です。

実はこちらに来て久しぶりに高齢者(私の父ですが)のクルマに同乗して、「高齢者は私が思うよりずっと周囲の状況に気づくのが遅い」ということを痛感しました。

幸いなことに70過ぎてもまだしっかりしていますから、事故になるような危険までは感じませんが、例えば少し先の赤信号に対して、私ならアクセルをゆるめてブレーキを踏み始めるタイミングでもまだ気づいておらず、そこから一呼吸おいてふと気づき、強めにブレーキを踏む、というパターンが多々ありました。

赤信号のような大きなものでさえそうですから、自転車の小さな点滅ライトなど、よほど目立っていない限り直前まで気づいてもらえないのではないか、と感じます。こういう注意力が弱っているドライバーに対して、早めに強くアピールすることは、間違いなくお互いのためなのです。

また道路条件によっても、例えば左カーブで左側にガードレールや背の高い植栽がある場合など、低い位置につけたテールライトは隠れてしまって後続車からまったく見えないことがあります。街路灯やまちあかりに煌々と照らされている都会の道ならいざ知らず、真っ暗な田舎道では「追いついたときが気づくとき」という非常に危険な状況になるわけです。

そんな事態を避けるためにも、アタマのてっぺんをビカビカ光らせて、走り続けたいと思っています。

では。

>>>最後までご覧いただき、どうもありがとうございました!<<<

↓ランキング参加中。クリックしていただけると喜びます。
にほんブログ村  人気ブログランキング
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ  人気ブログランキングへ

↓グーグル先生のおすすめはこちら

|

« 毎日新聞「銀輪の死角」キャンペーン 全記事へのリンク集 Part3 | トップページ | つまり体験こそが自転車の本質ではないか。 »

コメント

高齢者が気づくのが遅いという発想は無かった。なるほどなぁと思いました。
taniguさんはこれからずーっと茨城にいらっしゃるのですか?

投稿: nasman | 2011年12月20日 (火) 02時40分

nasmanさん、こんにちは。

歩いていてもクルマや自転車の接近にまったく気づかない老人が多いのは、主に耳が遠いせいだろうと思っていましたが、今回久しぶりに助手席に同乗してみて、そればかりではないなと思いました。

本人はさほど感じていないようですが、やはり年々感覚全体が衰えているようです。もちろん個人差は大きいでしょうが。

とくにクルマがないと生きていけない地方では、高齢のドライバーも多いですし、これから日本はどんどん高齢化してゆくわけですから、こういうことも頭に入れておかないと思わぬ事故に遭いそうです。

なお茨城には当分いることになると思います。
水戸あたりがちょうどそちらとの中間地点ですね。
北部方面にお越しの際はぜひ声かけてください ^^

投稿: タニグー | 2011年12月20日 (火) 10時14分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヘルメットに赤ランプをつけた話。:

« 毎日新聞「銀輪の死角」キャンペーン 全記事へのリンク集 Part3 | トップページ | つまり体験こそが自転車の本質ではないか。 »