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2011年3月25日 (金)

多摩川・関戸橋の自転車フリーマーケットで『被災者(地)支援 "チャリ" ティ』をやりませんか、という話。その2

昨日突然言い出してみた表題の件、おかげさまでさっそくの参加表明や様々な形での応援など、ありがたい反応をいただいています。まだまだ動き出したばかりで周知もじゅうぶんではなく、何をどうやるかについても明確にできていない部分はあるのですが、日々できるかぎりの時間を使って詰めていきたいと思っています。
(昨日のエントリーは こちら です。)

それはそうとして、時間のない中でいよいよ動き出すにあたり、ひとりの参加者でありまた言い出しっぺでもある私の思いを、今のうちにつらつらと記しておきます。ちっとも具体的ではないし、主に私自身の心の整理のために書いたものですが、何を目指してどんなことをしようとしているのかご理解いただけると、参加する/しないを判断される一助になるのではないかと思ったので。どうぞお暇なときにお読みください。

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昨夜、一日の終わりだか始まりだかわからない時間に、ぐったりと湯船につかりながら、この『多摩川・関戸橋の自転車フリマで被災者(地)支援"チャリ"ティをやりませんか』にもう少し短い名前が欲しいなと考えていました。

昨日のエントリーにコメントをいただき、形は異なるけれども私たちと同じ思いで、関戸橋の売上げを寄付に回そうと考えていらっしゃる常連出店者さんが他にもいることもわかったので、紛らわしいことをしてご迷惑をかけてはいけないなと。

それに、これから主にTwitterを使って告知をするにしても文字数は少ない方が良いし、当日できるだけ多くの方に来てもらうにもわかりやすい目印があったほうが良いし……などと考えていたわけです。

と同時に、このプロジェクト?の中でのじぶん(私)はいったいどうあるべきか、についてもあらためて考えました。

最初から決めているのは、何か組織めいたことをするのではなく、参加者すべてがひとりの自転車愛好家として、まったく同じ立場でできることをする。それだけです。

誰が代表でもリーダーでもなく、売る人も買う人も汗をかく人も声を上げる人も、ひとりひとりが横並びで、ただ自分の思いを持ってその場に集まり、結果としてひとつのことを成し遂げ、終わればまたそれぞれの思いとともに散ってゆく。それがいいと思っています。

ただ、私も子供ではないので、そんなことが簡単にできるとは考えていません。金銭を扱うわけだし、大勢の人が好きなように動くには、それなりの枠があったほうが良いのです。まずは共通の目的。仕組みの上ではガイドラインやルール。人としては幹事とかまとめ役とか。そういうもの。

で、こんなことを考えました。そうだ、関戸橋でひと粒の真珠をつくろう。ひとりひとりにできることはまちまちで、小さかったり大きかったりするし、ともすれば目に見えないほどのことだけれども、それをひとつに集めたら、輝き出すんじゃないだろか。

となれば必要なものがわかります。真珠のきっかけになる核です。養殖真珠では二枚貝の殻を丸く削って核にするそうですが、私はそれをやろうと思います。核と言っても平和な核で。言うまでもなく真珠貝は、関戸橋のフリマそのものです。

被災地に贈る真珠となって輝くべきは参加するひとりひとりの思いです(私の分も含む)。じぶんでは輝きようもない二枚貝のかけらでしかない私と @cyclepistols が核になるので、みなさんの思いでどんどん覆い隠してくださいと。そういう考え方をしようじゃないか、と思ったわけです。

その真珠をどこまで大きくできるかわかりません。いびつな形になるかもしれません。ともかく、ひとそれぞれの様々な思いができるだけからまりやすいように、いろんなことを言ってみたり、あちこち転がってみたりします。そう決意しました。

またとりとめのない独り言になりましたが、これから当日まで、そしてみんなで作るひと粒の真珠を被災地に届けるまで、ブレない核であり続けられるよう努力してみますので、どうぞお気軽に集まり、あれこれとご指導ください。

さいごに私の好きな詩の一節をおきます。

海が産出すもっとも美しいものが
貝の肉のひきつれた苦痛の結晶 真珠であるように
わたしたちが産出すもっとも美しい真珠は
まつげのあいだで結晶する
やや塩からい
しずくである

(大岡信「水の生理」より)

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PS. このチャリティの正式なネーミングですが、昨夜は痛恨のオヤジギャグしか思いつかなかったので、もうちょっと考えます。良いのがあればぜひご提案ください。Twitterでもこちらでも、ご自由に書き込みお願いします。

※本気であることの証に、私個人のメールアドレスも公開します。ご意見や情報は原則としてTwitterで共有したいと思いますが、個別にご連絡いただく際にはこちらもご利用ください。
> tanigu.japan あっとまーく gmail.com

以上、よろしくお願いします。

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